Myanmar Egg Curry│ミャンマー風エッグカレー

難易度:☆ 調理時間:30分以内
アジアンカレー第六弾!ミャンマーの『Myanmar Egg Curry│ミャンマー風エッグカレー』のレシピを紹介します。日本ではあまりお目にかかれない珍しいカレー料理です。簡単に作れます。


茹で卵をカレー風のソースで数分煮込むだけという簡単料理なのですが、そのカレーソースも非常にシンプル。ゆで卵さえあれば調理はほぼ一瞬で完了します。チキンブイヨンやその他の香辛料を足すともっとおいしくなると思うのですが、これはこれで素朴な味わいが楽しめると思います。

ミャンマーは近年経済発展を続ける東南アジアでも特に発展に取り残されてしまった国なので、日本との関係はそれほど密接ではありません。しかし近年めまぐるしく変わる東南アジア情勢を受けて、日本-ミャンマー関係は急激に接近しています。

それでは基本情報行ってみましょう。

Republic of the Union of Myanmar(ミャンマー連邦共和国)

ビルマ連邦、ビルマ連邦社会主義共和国、ビルマ連邦、ミャンマー連邦、そして現在の国名と1948年に独立してからめまぐるしく国名が変わっています。体外的には一貫してビルマと呼ばれており、日本でもこちらの名称の方が定着していると思います。タイとインドに挟まれる場所にある国家で首都はヤンゴン…でしたが、2006年からネピドーという場所に移されています。国土はフランスとほぼ同じ大きさですが、経済規模は福島県と同等と貧しい国で、多くの少数民族を抱える多民族国家です。国語はビルマ語、円形でかわいらしい珍しい字を持ちます。

長らく社会主義軍事独裁国家でありましたが、2010年にひとまず総選挙が行われ民主化の第一歩を歩み始めました。現在まで欧米からは長らく経済制裁をされていますが、伝統的に日本とは良好な関係が続いています。農業・森林資源に恵まれ、原油や宝石も産出することで有名で、ビルマ独立までは東南アジア有数の大国でしたが、軍事政権が独裁を開始してからは経済発展に乗り遅れ、現在はアジア最貧国と呼ばれるまでになりました。政治や経済には問題が多いのですが、外交の上手い国として知られており、ほとんど経済的な接点がないにもかかわらず多くの日本人が国名を知っているというという点からも外交上手が伺えます。北朝鮮の協力を受けて核開発をしているという疑惑もあります。

さて、日本で最も有名なミャンマーの事物といえばアウンサンスーチー女史でしょう。 ビルマ独立を主導したアウンサン将軍の娘で、長期間自宅で軟禁状態に置かれていましたが最近開放されて政治活動を再開したようです。民主化を訴え続けては来ましたが、政治手腕はまったくの不明です。2010年行われた総選挙では、軍が母体の政党が大部分の議席を獲得し各国からは茶番劇であるとも評されました。しかしこれによって大統領に選出されたテイン・セイン大統領が意外と優秀で、ミャンマーはようやく経済発展の軌道に乗ることができました。政情不安や衛生・インフラの問題など解決すべき問題は山積みですが、現在の中国と比べても5分の1といわれる人件費は日本をはじめとする諸外国には非常に魅力的でしょう。

タイとインドの中間にありながら、ミャンマー料理はスパイスの使用が抑えられており、さっぱりした風味が特徴です。食材の旨味を油に移してから楽しむという調理法方が特徴らしく、この料理も食材の量に比べて多めの油を使っています。

2007年の混乱時には邦人が射殺されるなど国内はまだまだ混乱しており、観光に訪れるのはお勧めしません。ぜひとも「南アジアの奇跡」と呼ばれるくらいの経済発展を遂げ、数十年後の教科書にいい意味で国名が載るようになってほしいものです。


[材料1]
卵 ……… 10個

[材料2]
エシャロット ……… 130g
トマト ……… 100g
ターメリック(鬱金)粉 ……… 大さじ1
トウガラシ粉 ……… 大さじ2

[調味料]
水 ……… 120cc
塩 ……… 小さじ1/2
砂糖 ……… 小さじ1

[作り方]
1.卵をゆでて固ゆで卵を作り、出来たら殻をむいて包丁で数本筋を入れておく。エシャロットは皮をむき、千切りにする。トマトは湯剥きをしさいの目に切っておく。

2.鍋に大さじ5のサラダ油(分量外)をひき、材料2を全て入れてから炒めて香りを出す。香りが出たら作り方1の固ゆで卵を加え、形を崩さないように香辛料と絡ませる。

3.調味料を全て混ぜ合わせ、作り方2の鍋に加える。中火で加熱して沸騰させたら弱火で5分ほど沸騰させて完成。

Point!
ゆで卵はそのまま丸いものを使う他に、縦に半分に割ったものを使うこともあります。

好みで1、2種類の野菜を加えて見ましょう。ミャンマーではあくまでシンプルに作るので、野菜の種類や量は多くなりません。


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