麻辣牛肉│中華風牛肉のラー油ソースかけ

難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾など中華圏では広く食べられる四川風の家庭料理『麻辣牛肉│中華風牛肉のラー油ソースかけ』のレシピを紹介します。茹でた牛肉にラー油や醤油を混ぜ合わせたドレッシングをかけ、生野菜を添えた料理です。熱いままでも冷やしても食べられるサッパリした料理です。

以前紹介した同名料理は牛スジで作りましたが、今回は普通の牛肉の薄切りで作ってみます。以前のレシピはコチラ

今回の料理をはじめ、様々な中華料理で使用される「八角」というスパイスがあります。その名の通り八つの房が放射状になった形をしています。

植物の世界ではフィボナッチ数列と呼ばれる数列に関連する数字が様々な場面で登場します。八角の"8"もそうですし、マメ科植物の花弁や雄蕊の数である"5"、百合の花びらの"3"、双子葉植物全体に見られる"2"という数、多いものでは松ぼっくりの螺旋の数が"13"だったり"8"だったりします。全部フィボナッチ数列の数です。

フィボナッチ数列は中国語で「斐波那契数列」、台湾では「費氏數列」などと呼びます。要は最初が0、次が1で、その次からは二つ前と一つ前の数字の合計をズラーっとならべた数列のことです。中学校の数学なんかで習うでしょうか。

0、1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89, 144, 233…

と続いていきます。233くらいまでは植物の世界によく現れるようです。

さてこのフィボナッチ数列には非常に面白い性質がありましたて…、この数をずーっと大きくしていくと、隣り合う二つの数字の比は「黄金比」に収束していきます。 (1 + √5)/2のアレです。

高校数学程度の知識があれば、なぜこの数列から黄金比が導かれるのか証明ができます。数学に自身がある方は挑戦してみましょう。(ヒント:フィボナッチ数列を等比数列と仮定して、その比が黄金比になることを証明します。)

それではレシピです。
[材料]
牛肉薄切り ……… 200g
キュウリ ……… 1本
ネギ ……… 20g
ショウガ ……… 5g
八角 ……… 1個
トウガラシ ……… 1本

[調味料1]
酒 ……… 大さじ2


[調味料2]
砂糖 ……… 小さじ1/2
塩 ……… 小さじ1/2
ごま油 ……… 大さじ1
ラー油 ……… 大さじ1と1/2
花椒粉 ……… 適量

[作り方]
1.ネギの半量、ショウガ、八角、酒を水を入れた鍋に入れ、加熱して沸騰させる。沸騰したら弱火にして5分ほど煮込み、ネギ、ショウガ、八角を取り除く。

2.牛肉の薄切りを流水にさらして血を洗い流したら、作り方1のお湯に入れて火を通す。火が通ったら取り出して水気を切っておく。

3.作り方1で使わなかったのこりのネギをみじん切りにする。トウガラシをみじん切りにする。キュウリを千切りにする。

4.すべての調味料2を混ぜ合わせてドレッシングを作る。作り方2の牛肉と作り方3のネギとトウガラシを混ぜ合わせる。

5.作り方3のキュウリを器に敷き詰め、作り方4の牛肉とドレッシングを上から乗せて完成。

Point!
香菜を刻んで牛肉に混ぜ合わせることもあります。苦手でない方は挑戦してみましょう。

トマトやダイコンなど水気の多い野菜を使っても美味です。いろいろな野菜との組み合わせを試してみてください。

厚めの牛肉を使う場合はドレッシングに少量のダシの素や味の素を加えて旨味を加えるとよいでしょう。薄切りの牛肉でドレッシングとよく絡む場合は特に必要はありませんが、好みで醤油などを少量加えるのもいいでしょう。


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