蒜泥小章魚│イイダコと豆腐のニンニクソースかけ

難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の家庭料理『蒜泥小章魚│イイダコと豆腐のニンニクソースかけ』のレシピを紹介します。小型のタコであるイイダコに豆腐を添え、ナンプラーベースのソースにたっぷりのニンニクを混ぜて作る料理です。台湾で生まれた料理ですが、タイ料理風のエスニックな味わいが特徴です。

イイダコは北海道から中国沿岸までに生息する最大でも30cmほどにしかならない小型のタコです。 米粒大の卵胞が頭部に詰まった様子がご飯に似ているので「飯蛸」、イイダコと名づけられたそうです。学名は Octopus ocellatus といいます。種小名のラテン語である ocellatus とは英語の ocellus と同じで、クジャクや蛾の蛇の目模様のことです。イイダコの足の先まである小さな斑点を指しています。


海産物で ocellatus という種小名を持つ種は他にもイロブダイ、ニッポンバラタナゴ、ヨコシマニセモチノウオなど多数があります。ウミウシやトカゲ、海藻などにもこの名を持つものがいますが、どれも蛇の目模様があったり、クジャクの羽に形が似ていたりする種です。

ちなみに学名が -us、で終わるのはその前の単語の性が男性であるためで、 ラテン語や西洋言語に特有の文法の変化です。前の単語の性が女性である場合は -a と変化します。ocellatus の場合は ocellata が女性形です。面倒くさいことに中性というものもあり、その場合は語尾が -um、ocellatum となります。どれも意味は同じです。ちなみラテン語の読みは日本のローマ字読みで大体通じます。

植物や動物の学名を覚えるときは、こうしたラテン語の語尾変化というものを覚えておく必要があります。イタリア語を勉強する時はちょっとだけ役に立ちます。

それではレシピです。



[材料]
イイダコ ……… 120g(約8-10匹)
豆腐 ……… 1丁
ニンニク ……… 50g
ネギ ……… 20g
トウガラシ ……… 10g
サラダ油 ……… 100cc
ごま油 ……… 50cc

[調味料]
ナンプラー ……… 大さじ3

[作り方]
1.豆腐の水けを切り、四枚の薄切りにして耐熱容器に並べる。

2.ニンニクをみじん切りにするかすりおろし、ナンプラーと混ぜてソースを作る。作り方1の豆腐の上にイイダコを乗せ、その上からソースをかける。容器にラップをかけ、そのまま蒸し器に入れて強火で10分蒸す。

3.ネギ、トウガラシをみじん切りにし、作り方2のイイダコの上に散らす。最後にサラダ油とごま油を混ぜ合わせてフライパンで熱し、イイダコの上からかけて完成。

Point!
トウガラシは最後に好みで一味唐辛子を振りかけてもOKです。

最後の油はあまり高温にしすぎないようにしましょう。ごま油から苦みが出ます。


0 コメント :

 
日本で作れる台湾料理 © 2012 | Designed by Rumah Dijual , in collaboration with Web Hosting , Blogger Templates and WP Themes
FB FACEBOOK TW TWITTER