刈包(1)│台湾バーガー(1)

難易度:☆ 調理時間:1時間以内
台湾発祥のハンバーガーのような料理『刈包(1)│台湾バーガー(1)』のレシピを紹介します。小麦粉で作った半球形のパンに醤油で煮込んだ豚肉を挟んで食べる料理で、台湾バーガーの別名を持ちます。今回は中身の肉のレシピをを紹介しますが、もちろん肉だけでも食べられます。

『刈包』は『割包』とも書かれ、その形状から別名を『虎咬猪(台湾語でフーカーティ)』とも呼びます。いわゆる『肉まん』系の料理ですが、皮で中の具を挟みこむように作るのが特徴です。今回作る豚ばら肉の醤油煮込みのほか、白菜の塩漬け、ラッカセイの粉、香菜などを一緒に挟んで食べます。また近年の健康志向の高まりから、豚ばら肉の代わりに赤身が使われたりもします。

台湾の伝統的な食べ物なのですが、その形状が『ハンバーガー』に似ているため西洋では「台湾バーガー(Taiwan hamburger)」などと呼ばれ、近年チキンカツ、魚のフライ、目玉焼き、そしてレタスなど、ハンバーガーと変らない具を挟んだものが登場して多様性を見せています。

今回紹介する『刈包』に挟む肉は単体でもご飯のお供にピッタリの濃い目の味付けです。冷めると油が固まってしまうので、弁当に入れる場合は一瞬湯通しして表面の油を取り除いてから入れましょう。


[材料]
皮付き豚ばら肉 ……… 600g
ネギ ……… 60g
ショウガ ……… 30g
ニンニク ……… 3個
八角(スターアニス) ……… 6個
月桂葉(ローリエ) ……… 1枚
水 ……… 500cc

[調味料]
醤油 ……… 150cc
砂糖 ……… 大さじ2
酒 ……… 大さじ1
五香粉 ……… 少々

[作り方]
1.皮付き豚ばら肉を厚さ2cmほどに切り分ける。ネギをぶつ切りにする。ショウガをうす切りにする。

2.熱したフライパンに大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、皮付き豚ばら肉の表面に軽く焦げ目が付くまで焼く。続いてネギとショウガを加えて香りが出るまでいためたら取り出して小皿に分けておく。

3.作り方2のフライパンに砂糖を入れ、弱火で熱しながら溶かして褐色のカラメルを作る。カラメルが出来たら少量の水を加えて溶かし、水を沸騰させる。これに作り方2で取り出しておいた皮付き豚ばら肉、ネギ、ショウガを入れ、残りすべての材料と調味料を加えて加熱して沸騰させる。沸騰したらそのまま弱火で40-50分煮込み、水気がほぼ飛んだら肉だけを取り出して完成。

Point!
煮込むときは醤油、砂糖が入っているので非常に焦げやすくなっています。じっくり弱火で水量に注意しながら煮込みましょう。

中華なべで作る場合は鍋の酸化皮膜がちゃんとできている鍋で調理しましょう。焦げ付くと後処理が大変です。


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