銀芽炒粄條│モヤシ焼ききし麺

本日は「中餐丙級證照」」シリーズより『銀芽炒粄條│モヤシ焼ききし麺』のレシピを紹介します。きし麺(粄條)で作る焼きそばだと考えればいいでしょう。

粄條とは米で作った幅広の麺で、客家を代表する食材の一つです。米粉で作られているため、ご飯の代わりに食べられます。ベトナム料理で食べられる河粉(フォー)も類似の料理です。

1885年、清仏戦争のときベトナムにおいてフランス軍を打ち破った清軍のリーダーは客家出身でした。勝利を祝うため当地の河粉料理を食べた彼は、「われわれの粄條と似ているが、こんなにおいしい物は食べたことがない」と言って何度もおかわりをしたという故事もあるそうです。

確かに…、ベトナムの米麺は美味しいですからね…。 客家の粄條は蒸して作るためベトナムのものよりもっちりしています。お腹にたまりやすく作っているのでしょう。レシピではきし麺で作っていますが、粄條は正確にはきし麺と製法が異なるので注意です。粄條は米粉を熱水で溶いて平底の器に広げてから、蒸し器で蒸して作ります。乾燥させずにそのまま食材として調理するので、食感がよいのが特徴です。台湾訪問時に客家料理のレストランにいくことがあれば、一度チャレンジしてみてください。


難易度:


調理時間:
30分以内

材料:
きし麺 ……… 250g
 (→Point参照)
タマネギ ……… 1/4個
ニンジン ……… 20g
モヤシ ……… 150g
干しシイタケ ……… 2個
豚肉 ……… 70g

調味料:
オイスターソース ……… 大さじ1
醤油 ……… 大さじ1
胡椒 ………少々
味の素 ……… 小さじ1/4
ごま油 ……… 小さじ1



作り方:
1.きし麺を食べやすい長さに切りそろえる。タマネギとニンジンを千切りにする。シイタケを水につけてやわらかくしておく。

2.豚肉を薄切りにし、醤油に漬けておく。

3.熱した鍋に大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、肉を炒めて火を通したら、タマネギ、ニンジン、モヤシを加えてざっと火を通す。

4.残りの調味料を加えて味を調えたら、きし麺を加え野菜とよく絡めながら炒めて火が通ったら完成。


Point:
生のきし麺を使います。乾燥麺を使う場合はあらかじめゆでておいてください。きし麺が手に入らなければ(材料が違いますが)ワンタンの皮などを包丁で切って自作してもいいでしょう。

モヤシ以外の具や味付けに特に決まりはないので、焼きそばの感覚でソースを使って作ってもいいと思います。


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