培根四季豆│サヤインゲンとベーコン炒め

本日は「中餐丙級證照」シリーズより『培根四季豆│サヤインゲンとベーコン炒め』のレシピを紹介します。昨日に引き続き豆を使った料理です。

その昔白インゲン豆の粉を利用したダイエットがテレビで紹介され、日本中で嘔吐下痢などの健康被害が起きてしまったのは記憶に新しいところです。

実は台湾でも日本の健康番組がいくつか放送されているのですが、何か紹介された翌日にスーパーで売り切れ続出などの現象が起きることはありません。台湾人はこの辺わりと冷静で、あくまでバラエティーとして健康番組を見ているようです。

まぁ…、「将太の寿司」とか「神の雫」とか「トリコ(!?)」などの料理や食材をテーマにした漫画が大人気の台湾では、下手すると日本人以上に日本料理の知識がある台湾人もいるので侮れません。

実際筆者の身近の台湾人家庭では、子供が「将太の寿司」に書いてある料理知識をお母さんに伝え、お母さんが実践、実際に料理の味が美味しくなったので、こんどは「クッキングパパ」を全巻購入。子供がまたそれを読み、おいしそうな料理をお母さんが試す、「こんな味があったのか!」と感動、今度は「大使閣下の料理人」を全巻購入…。そして本棚が日本の料理漫画で埋め尽くされてしまったという例があります。ちなみにその家庭の子供は何度も何度も漫画を読み返しているため、内容のほとんどを暗記しているのですが、実際の料理はお母さんが全てやっているため、本人はまったく料理ができないという奇妙な状態になっています。

日本の漫画恐るべし…。

ちなみに、台湾の全大学の修士・博士論文には60件近い日本料理を題材にした研究があるのですが、台湾料理を題材にしたものはわずか に2件のみ。台湾料理も人文学の研究テーマとしては非常に面白いと思うのですが、なぜでしょうね?その他の日本文化を題材にした研究は近年ますます数を増 やしており、その数は今後も減ることはないでしょう。

とにかく台湾での日本のサブカルチャー浸透の度合いは、観光客が台湾の街角で感じるなんとなく懐かしい感覚といったもの以上に「深刻(笑)」です。小学生は日本のアニメを見て育ち、中学生は日本のアイドルに熱狂し、高校生は日本のブランドに憧れ、大人は日本のドラマに夢中、年をとると日本のOTC医薬品にどっぷりとはまっているのが台湾人です。

…いや、実際はそこまでひどくもないですが…。いや…、あながち嘘でもない気も…。


台湾における日本文化について考察を始めるとキリがないのでひとまずこの辺で…。それではレシピいって見ましょう。


難易度:


調理時間:
30分以内

材料:
サヤインゲン ……… 300g
ベーコン ……… 100g
ニンニク ……… 3個

調味料:
塩 ……… 小さじ1/4
砂糖 ……… 小さじ1/2
水 ……… 大さじ3


作り方:
1.ニンニクの皮をむき、薄切りにする。ベーコンは好みの大きさに切る。

2.サヤインゲンの頭を折り、繊維を尾まで引き裂いて、5cmほどの長さに切る。沸騰したお湯で10分ほど湯がいて取り出し、水気を切っておく。

3.熱した鍋に大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、中火で作り方1の材料を炒め、火が通ったら作り方2のサヤインゲンを入れて、よく混ぜ合わせながら火を通して完成。


Point:
生のサヤインゲンに含まれるポリフェノールは、嘔吐下痢などの原因になります。100度以上で加熱することで分解することができるので、サヤインゲンにはしっかりと火を通しましょう。

ベーコンの味をサヤインゲンに絡めるようにして炒めます。

ニンニクはみじん切りにしてもいいでしょう。

ベーコンの薄切りを使ってサヤインゲン数本を巻き、爪楊枝で止めて炒める方法もあります。ブロックベーコンを買ってきてサヤインゲンと同じような太さに切り分けて調理してもいいでしょう。


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