肉燥飯│肉燥飯、台湾肉そぼろご飯

本日は『肉燥飯』のレシピの紹介です。『ルーロウファン』に似た台湾の伝統料理の一つで、豚肉の脂をあまり含まない部位を使って作るのが特徴です。『ルーロウファン』と同じように数種の香辛料を使って煮込む作り方もありますが、今回はシンプルに醤油だけで煮込むレシピを紹介します。

八角や桂皮がなくて作れるの?と思う方もいらっしゃるでしょうが、台湾でも醤油だけで作って出すお店も多いので、一度このまま作ってみてください。これだけでもとてもご飯の進む美味しい料理ができます。

ルーロウファン』のように脂を含まない分カロリーが控えめで、味もあまり変わらないため近年女性を中心に売り上げを伸ばしているそうです。さすがに『ルーロウファン』の方が知名度が高すぎて、この料理は知らないという観光客の方も多いようですが、市内いたるところで食べることができますので見かけたら注文してみてください。特に台中、台南など台北以外の地域のものが有名です。

また上に乗せる「肉燥餡」の部分は『タンタン麺』などに乗せても食べられます。

脂身を使わないため冷えてもおいしく食べられ、お弁当に入れるならこちらをお勧めします。是非挑戦してみてください。


難易度:


調理時間:
3時間以内

材料:
豚ひき肉 ……… 600g
エシャロット ……… 5個
ニンニク ……… 5個

材料2:
白ご飯 ……… 適量

調味料:
醤油 ……… 200cc
水 ……… 1000cc
氷砂糖 ……… 大匙1


作り方:
1.豚ひき肉はを沸騰したお湯にくぐらせて火を通した後、氷水につけてほぐし、水気を切っておく。エシャロットは皮を剥き、みじん切りにしておく。ニンニクは皮を剥き、みじん切りにしておく。

2.熱した鍋に油(分量外)をひき、作り方1のエシャロットを加えて香りが出るまで炒める。更に豚ひき肉を加えて、軽く焦げるまで炒めたらニンニクと醤油を加えて沸騰させ、更に水を加えて煮立たせる。

3.蓋をして弱火で2時間ほど煮込み、最後に氷砂糖を入れて溶けるまでかき混ぜながらゆっくりと煮込んだら「肉燥餡」の完成。

4.茶碗に盛った熱々の白ご飯に作り方3のスープをふりかけ、スプーンなどで肉を盛り付けて完成。


Point:
豚ひき肉を使わず、普通の固まり肉を使って作る場合は、煮込んだ後みじん切りにしましょう。作り方1ではあくを抜くのと同時に肉の脂分を出すという意味もあります。

このまま作ると塩気が味が薄いと感じるかもしれません。台湾の味付けは濃い目なので、日本人向けに意図的に醤油を減らしています。物足りない方は醤油を30-70ccほど加えて作ってください。

2時間煮込みますがくれぐれも煮詰めて焦がさないよう水量には時々注意しましょう。

ご飯に添えるなら迷わずゆで卵をお勧めします。台湾ではタクアンや揚げたレンコンを添えるのが定番です。日本で食べるなら七味唐辛子を少々振りかけて食べたいですね。

『肉燥飯』は基本的には『ルーロウファン』に比べて色が薄いものが多いですが、これは調理に醤油膏と呼ばれる醤油に類似の調味料を使っているからです。今回は醤油のみで調理しているので黒めのものが出来上がりますが、醤油膏が手に入る方は今回のレシピの「醤油200cc」の部分を「醤油100cc、醤油膏150cc」と読み替えて作ってください。アマゾンでも売ってました。

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